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このブログを書くにあたってまず最初に書きたかったことがある。
それはイチローのことである。
私に言わせれば彼こそ戦後最高の日本を代表する人間ではないだろうかと思うからだ。
少なくともスポーツの部門では彼は断トツの存在ではないかと思われる。
その理由としては日本の大リーガーはたくさんいますが彼ほどの成績を残したものは誰一人していないし、何といっても継続する大記録と単年度の大記録とあわせ持ってなお且つまだ成長し続けているということである。
加えてWBC には全て出席してその中心的存在となって結果まで残している。シーズン直前の微妙な時に欠席する選手も多い中ですばらしいと言わざるを得ない。
先日韓国の40歳代の人と話をする機会があった。
この国の方々と仲良くしていくには先の大戦のことは避けては通れないと思って正直に侵略だということを私の口から話した。そうしたらこの世代の方は案外柔軟に対処してくれてお互いの国情を認識して話が弾んだ。
ところが何気ない話の中で話題がイチローのことになったのだが、彼は表情を一変させて不機嫌になった。後で聞いたらやはり韓国では日本軍よりもイチローの方がインパクトが大きいらしい。前回のWBCでの彼の発言に端を発しているらしい。
思い出してみよう、昨年のWBC韓国戦で相手の監督は一塁が空いているにも関わらず彼と勝負した。天晴れと言うよりも彼にしてみたらイチローを打ち取ってこその勝利で無いと勝ちではないと思ったのだろう。
相手の監督にセオリーを無視させたのも彼の実力の一つだったのではないだろうか。
それだけではない彼は新天地を求めて海を渡ってそこでの活躍は言うまでもないが、未だにマリナーズ一本である。この頑固さとそれを許さざるを得ない実力には敬服するばかりだ。
軟弱な日本人の多くなった昨今、彼の存在が我々の世代まで爽やかな風を送ってくれていることに感謝して最初のブログとしたかったのである。